初めての手術とセカンドオピニオン 学生編4
医者に分からないことはドンドン質問してみる・セカンドオピニオンを活用してみる
頭の手術をしたことがあります。
今思えば医者ともっと相談していればよかった。
遠慮して言いたいことが言えずにうまく説明できませんでした。
「メモをとる」
前もって分からないことや聞きたいことをメモしておくのがいいと思います。
医者の診察を受けるときは、その医者を信頼して治療を受けます。
「診断や治療方針について納得のいかない」、または「別の治療法はないのか」と思う場合はセカンドオピニオンを活用するのもいいのかもしれません。
患者さんが納得のいく治療法を選択することができるように、治療の進行状況、次の段階の治療選択などについて、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師に「第2の意見」を求めること。
セカンドオピニオンを受けることで、同じ診断や治療方針が説明された場合でも、病気に対する理解が深まることもあります。
また、別の治療法が提案された場合には選択の幅が広がることで、より納得して治療に臨むことができます。
分からないので医者の言う通り
大学2年生のころ、「てんかん」を治すために通院していました。
てんかん発作はときどき起きました。
でも、病院からもらった薬を飲んでいたので大きな発作はめったに起きなかったです。
医者に報告 ⇔ 薬をもらう
の繰り返し 以前、MRI検査で頭に「くも膜のう胞」というのがあると分かりました。
くも膜のう胞
脳は内側から、軟膜、くも膜、硬膜に覆われています。
くも膜が風船のように膨らみ、脳を圧迫する病態をくも膜のう胞と呼びます。
脳脊髄は髄液に浮かんでいるように存在しますが、くも膜のう胞の中は、髄液に満たされています。 生まれつきの病気です。
成人で、症状のないくも膜のう胞は、手術をする必要はないそうです。
しかし、これがてんかん発作の原因かもしれないので手術をしてみないかという提案がありました。
手術方法は
- 皮膚を切開する
- 頭蓋骨にドリルで小さな穴をいくつか開ける
- これをつなぐ形でのこぎりのような器具で頭蓋骨を切る
- のう胞を取り除く
手術方法を聞いたときは驚きました。
手術をするのか?手術をしないのか?
この手術で治るならやってみようと決めました。
手術をします!
病院に入院していた頃の記憶があまりありません。
憶えていることは
- 手術室まで歩いていけるのにベッドに乗せられて運ばれる。
- マスクをつけられてからの記憶がない。
- 目が覚めた直後、すごい痛みに襲われた。
- 鏡で見た顔は包帯でグルグルに巻かれて、顔半分が腫れていた。片方の目が開けられない。
傷がふさがるまでの間、包帯グルグル巻き状態で過ごしました。
2週間後、包帯をとって顔を見ると・・・。
「 なんじゃこりゃ?? 」
頭に傷ができることは分かっていました。
ですが、医者が説明した傷の大きさよりも2倍くらいの大きさの傷があるので驚きました。
言っていたことと違う。
起きてしまったことは仕方ないのですが、なぜこのことを話してくれないのか?
※頭の骨が硬かったから傷が大きくなってしまったと説明
手術で取り除いたものは「悪性ではない」と分かりました。
これで治ったのかと思っていはたのですが、退院してすぐ発作が起こるようになりました。
ただ大きな傷跡が残っただけ。この傷跡を見られるのがすごい嫌でした。
転院を考えてみる
これでは以前と変わりません。
病院を変えることに決めました。
専門病院に変更。
自分でいろいろ調べてみて気になった病院を発見しました。
専門病院ではあの開頭手術をせずに済んだようです。早く調べておけばよかったと思いました。
医者との相性も重要。
合わないと感じたら、病院を変えてみるのもいいと思います。(しかし、紹介状を書いてもらうためにはお金がかかるので面倒です)